キーボードの故障!?買い替える前に試すべき神ソフト「ccchattttter」 | ソフトウェア

「あ」が「ああ」になるストレス。チャタリング Tech
ノエル
ノエル

キーボード壊れたかも?って思ったら、まず試してほしいソフトです!

こんにちは、ノエルです!

パソコン作業をしていて、キーボードの調子が悪くなると本当にストレスですよね。

特にありがちなのは「勝手にキーが連打される」といった症状。
不要な文字の削除をする手間もムダだし、最悪、気づかずにそのまま進めてしまう可能性も。

重大なミスになりかねないので、「もう買い替えるしかないのか…」と考えてしまいます。

でも、ちょっと待ってください!
もしかすると、それは「チャタリング」が原因かもしれません。

キーボードの故障が原因で発生するチャタリングですが、実はある程度の範囲であれば、ソフトウェアでごまかすこともできます。
今回紹介するのは、チャタリングを軽減できる神ソフト「ccchattttter」です。

キーボードを買い替える前に、ぜひ試してみましょう!

『チャタリング』とは?

キーを1回しか押していないのに、連続で入力される(例:「a」を押したら「aaaa」と入力される)

このムカつく現象、「チャタリング」といいます。

考えられる主な原因は、以下のようなものです。

  • 接点の劣化 → キーボードのスイッチ部分が摩耗し、正しく動作しなくなる
  • ホコリや汚れ → ゴミが入り込むことで接点が誤動作する
  • 静電気の影響 → 内部回路が影響を受け、不規則な入力が発生する

このように、チャタリングはハードウェア(物理的な問題)が原因で起こる現象です。
つまり、基本的には修理するか、キーボードを買い替えないと完全には直りません。

ですが、「どうしても今すぐ直したい」「買い替えまでの間、なんとか使いたい」という場合に役立つのが、今回ご紹介する「ccchattttter」というソフトウェアなのです。

『ccchattttter』とは?

「ccchattttter」は、キーボードのチャタリングをソフトウェア的に抑えるツールです。
※ちなみに「っっちゃっっっったー。」と読むそうな。発音ムズすぎ(笑)

「ccchattttter」の特徴は、こちら↓

  • チャタリングを防止 → 勝手な連打をカットし、正しい入力だけを反映
  • 設定が簡単 → ダウンロードし、すぐに使える
  • 無料で利用できる → フリーソフトなので、コスト0円

つまり、「ccchattttter」は「チャタリングをソフトウェア的にごまかすツール」です。
本来なら故障しているキーボードは買い替えるのがベストですが、どうしてもすぐに交換できない場合には便利な選択肢になります。

今すぐに買い替えたくないという事情がある場合、試してみる価値があるソフトウェアだと思います。

大前提

便利な「ccchattttter」ですが、このソフトウェアはチャタリングを誤魔化してくれているだけ。
そもそもチャタリングが起きなければ必要がないのです。

忘れがちですが、大前提として以下の方法を試してみてください。

キーボードの掃除をする
ホコリやゴミが原因でキーの反応が悪くなっていることがあります。
エアダスターや綿棒を使って、キーの隙間を掃除しましょう。

USBポートを変えてみる
USB接続のキーボードを使用している場合、ポートを変更すると改善することがあります。
また、無線キーボードなら電池交換や再接続を試してみるのも有効です。

ドライバを更新する
WindowsやMacでは、キーボードのドライバが正常に動作していないと、不具合が発生することがあります。
デバイスマネージャーからドライバを更新してみましょう。

導入方法

公式サイトからダウンロード

「ccchattttter」はフリーソフトとして公開されています。
まずは公式サイトから最新バージョンをダウンロードしましょう。

ダウンロードは下記からどうぞ。

「ccchattttter」

インストール

「ccchattttter」はインストール不要です。

  1. お好きな場所にファイルをダウンロード
  2. お好きな場所に解凍
  3. 解凍したフォルダにある「ccchattttter.exe」を実行

たったこれだけ。
特に難しい設定はないので、どなたでも簡単に導入できます。

チャタリング防止の設定

インストール後に「ccchattttter」を起動すると、こんな感じの画面が出てきます。


ほとんど設定は要りませんが、重要なところだけ説明しますね。

  • start / stop ⇐ 必須
    • 使いたいときは必ずONにしてください。
  • ログ
    • 「入力された全てのキー」を対象に、記録をとります。
  • clear
    • 溜まったログを消します。
      どこか設定を変えたあとには、一旦ログをクリアするとわかりやすいです。
  • チャタのみ記録 ⇐ オススメ
    • 「発生したチャタリングのみ」を対象に、記録を取ります。
      一日作業したあとにみると、どれだけキーボードの調子が悪いかわかります。
  • DOWN-UP-DOWN ⇐ 【超重要!!!】
    • チャタリング防止時間を指定できます。
      デフォルトの値は50ms。
      つまり、「0.05秒以内に連続入力されたものをキャンセルします」という設定。
      まずデフォルトで使ってみて、いまいちキャンセルしてくれないときに、値を上げていきます。
      この時間を適切に設定することで、勝手な連打を防止できます。

自分のタイピングに合った数値を設定して、快適な入力環境を作りましょう!

Windowsが起動したら、自動でON

「ccchattttter」のちょっと惜しいところは、インストール不要で使えるというメリットの反面、「Windows起動と同時にソフトを立ち上げる」ということがソフト上ではできません。

とはいえ半分故障しているキーボードを使っている以上、常にチャタリングキャンセルしてほしいですよね。
というわけで、ちょっと手間が増えますが、手動でWindows起動と連動させましょう。

  1. 「ccchattttter.exe」を「右クリック→ショートカット作成」
    ※Windows11の方は、「右クリック→その他のオプションを確認→ショートカットを作成」
  2. 「Windowsキー」と「Rキー」を同時押し
  3. 「ファイル名を指定して実行」が立ち上がる
  4. shell:startup」と記載し、OKを押す
    ファイル名を指定して実行
  5. スタートアップのフォルダが立ち上がります
  6. 「1」で作成したショートカットを、「5」のスタートアップフォルダに移動
  7. 完了!

これでPCを再起動し、自動で起動されているかどうか確認して下さい。
ここまでで通常使用する設定は終わりです。お疲れ様でした!

注意点

「ccchattttter」はとても便利なソフトウェアですが、以下の点に注意してください。

🔴 キーボード自体の故障は直らない
このソフトはあくまで一時的な対策です。
誤作動している事実は変わらず、目を瞑っているだけです。
物理的に故障しているキーボードは、時間が経つにつれて症状が悪化する可能性があります。

🔴 設定次第では使いづらくなることも
チャタリング防止時間を長くしすぎると、自身が入力した文字そのものもキャンセルされはじめます。
数値が大きくなるほど、手入力とチャタリングの差が少なくなるため、ソフトウェア側で判別が難しくなります。
※設定を変更する際は、元の数値をメモしておくと安心です。

🔴 買い替えを視野に入れよう
「ccchattttter」は延命措置としては有効ですが、キーボードの寿命を根本的に伸ばすわけではありません。
できるだけ早めに新しいキーボードを用意するのがベストです。

私の設定

私自身も今現在、まさにキーボードが不調なので「ccchattttter」を愛用しています。
ここに普段使っている設定の画面を載せておきます。

はじめはデフォルトで問題なかったのですが、最近更に調子が悪く・・・
50~70msの間でチャタリングが発生することが増えてきました。
そのため「DOWN-UP-DOWN=70ms」へ変更しています。

ノエル
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それどころか、70ms~100msでもチャタリングが発生してきています。
こうなったらもう買い替え推奨です。
1年くらいは「ccchattttter」で誤魔化せました。

数値をさらに上げることも可能ですが、普通に手で素早く入力した文字もキャンセルされるようになってしまいます。
自分の手で最速で連打してみて、キャンセルされるようになったらもう買い替えるしかありません!

さいごに

この記事を書いている現在、「ccchattttter」では対応しきれないチャタリングが発生しまくっていて、物凄くタイピングの効率が悪いです。
イライライライラ。

禿げたらどうすんの!?

とはいえ、キーボードの不調が起こってから1年程度は「ccchattttter」を使って誤魔化し続けることができました。

その点では、大感謝!いままでありがとう!

私は流石にそろそろキーボードを買い替えようと思います。
何個か欲しい候補があります。どれにしようかな~。

この不調キーボードで書く記事はこれが最後かな?
物凄くストレスも溜まるし、疲れましたので、コーヒー飲んでリフレッシュしたいと思います。

いつかコーヒーの記事も書きます!

それでは、また。

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